PDF教材のエッセンシャル版を作りました

ここで公開している音声付きPDF教材から初級の皆さんに欠かせないものだけを選んでエッセンシャル版を作り、大阪府立大学の公開講座で使用しました。Adobe Readerのバージョンアップに伴う操作方法の変更についても書いてありますので、ぜひご覧ください。

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2022年7月 9日 (土)

今、時々更新しているブログ

アルク『中国語ジャーナル』の連載に合わせて作ったこのブログ、随分久しく更新していないので、ココログからこのままでは凍結するという注意喚起が来たので、久しぶりに更新します。

今、時々更新しているブログは以下の通りです。もしよろしかったら覗いてみてください。中国語教育関係の話題がメインです。

https://note.com/kiyohara_f

このブログで特にアクセス数が多いのは、スマートフォンの中国語入力の設定を解説したページです。

スマホとパソコンで中国語入力をするには?

スマートフォンの入力設定については動画でステップバイステップで説明しています。

また、手書きで書く時のpinyin表記とキーボードでpinyin入力する時の綴りの違いに触れている部分もあります。哪儿nǎrがうまくキーボードでpinyin入力できない、旅游lǚyóuのüをどうやって入力していいかわからないという時は見てみて下さい。

2021年7月10日 (土)

全てのpinyinの発音を聞くには?

このpinyin、何て発音するのだろう?と思った時には、以下のWebページが参考になります。

大阪大学 外国語+IT講座「中国語学習音節表

pinyinをクリックすると、別に小さなウィンドウが開いて、4つの声調の発音全て聞くことができます。男声と女声を切り替えることもできます。

表にはpinyin(拼音)だけでなく、IPA(国際音声記号)や台湾で使われている注音字母も併記されています。

氷野善寛「中国語音節表

こちらも4つの声調の発音全て聞くことができます。男声と女声を切り替えることもできます。別ウィンドウが開くのではなく、1つのページの中で発音が聞けます。

 

2020年7月16日 (木)

PDF教材、随分作って随分時間が経ちました。

音声付きPDF教材、アルクの『中国語ジャーナル』の連載に合わせて掲載していました。

その『中国語ジャーナル』もなくなってしまいました…

随分時間が経ちましたが、自分の授業ではまだ使っています。内容は基本的なものなので。

ただ、今はスマホの時代、スマホでPDFを見ることはできても、音声を聞くことができないので、それが残念です。

スマホでもOKな音声入りEPUB版も作ったのですが、EPUBを見るリーダーを使ってもらうのに一苦労します。iPhoneだとプリンインストールされているApple御製のブック(旧名iBooks)でいいんですが、Androidだと音声付きEPUBを使うには別にアプリを入れてもらわないといけないので。

2014年9月24日 (水)

音声付きPDF教材を作ってみたい方へ

このブログや、このブログのエッセンシャル版 で配信しているような、音声を埋め込んだPDF教材、学習者が無料のAcrobat Readerを使って自分の声を録音して貼付けられるPDF教材を作ってみたい方、以下の書籍で作り方を書きました。

吉田晴世・野澤和典 編著  『最新ICTを活用した私の外国語授業』(丸善プラネット、2014年)
第2部実践編第11章 清原文代「PDFとEPUBによる音声付き中国語教材について」

Amazonで探される方はこちらへ

どうぞよろしくお願いします。

2010年10月 5日 (火)

iou・uei・uenの前に声母がついた時の綴り

iou・uei・uenの前に声母がついた時の綴りをダウンロードする
iou・uen・uenという綴りは実は実際のpinyinの中には存在しない綴りです。声母(頭子音)があるときとないとき、それぞれ綴りを変えるからです。

声母が無いときは、
iou→you
uei→wei
uen→wen

声母が有るときは
iou→-iu(-には声母が入ります)
uei→-ui(-には声母が入ります)
uen→un(-には声母が入ります)

i・u・üで始まる音節の綴りの規則

「07-05-yi-wu-yu-reader.pdf」をダウンロード
中国語の音節は声母と韻母からできていますが、音節の中には声母(頭子音)がなくて韻母だけでできている音節があります。それらのうちi・u・üで始まる音節には綴りかえがあります。例えば、ie→ye、uo→woです。この規則を知らないと英語や日本語のローマ字の影響を受けてpinyinを読み間違うことがありますので、注意しましょう。

2010年5月 1日 (土)

無気音と有気音の聞き分け練習問題(3)<採点機能付き>

無気音と有気音の聞き分け練習問題(3)
無気音と有気音の聞き分け練習問題(採点機能付き)の第三弾です。
一つ目と二つ目の聞き分け練習問題は選択肢を順に読んでから問題に入りました。三つ目は難易度が上がって、問題だけを2回読みますので、選択肢から無気音か有気音かを選んでください。この問題で音声を聞いただけで全問正解できれば、無気音と有気音の聞き分けに関してはまずOKだと思います。
一行目のリンクを右クリックして、PDFファイルを自分のパソコンにダウンロードしてご使用ください
必要なソフト
なお、この練習問題を使うにはAdobe Readerのver.9以上が必要です。ver.8以下では動きませんのでご注意ください。
Adobe ReaderはAdobe社のWebページからダウンロードできます。

無気音と有気音の聞き分け練習問題(2)<採点機能付き>

無気音と有気音の聞き分け練習問題(2)
無気音と有気音の聞き分け練習問題(採点機能付き)の第二弾です。
一つ目の聞き分け練習問題は声調は第1声のみ、声母を始めて習う時に使う韻母をつけた音節を使用しましたが、今度は他の声調、他の韻母をつけてみました。
一行目のリンクを右クリックして、PDFファイルを自分のパソコンにダウンロードしてご使用ください
必要なソフト
なお、この練習問題を使うにはAdobe Readerのver.9以上が必要です。ver.8以下では動きませんのでご注意ください。
Adobe ReaderはAdobe社のWebページからダウンロードできます。

2010年4月20日 (火)

無気音と有気音の聞き分け練習問題(1)<採点機能付き>

無気音と有気音の聞き分け練習問題(1)

清原です。久しぶりの更新です。
この4月から中国語を始めた方は、ちょうど無気音と有気音の聞き分けに苦しんでおられる頃ではないでしょうか?
ポイントは有気音の息の摩擦の部分です。息が抜けてから音が出てくるそんな感じです。
無気音と有気音の聞き分け練習問題を作りました。採点機能付きです。
一行目のリンクを右クリックして、PDFファイルを自分のパソコンにダウンロードしてご使用ください。

必要なソフト
なお、この練習問題を使うにはAdobe Readerのver.9以上が必要です。ver.8以下では動きませんのでご注意ください。
Adobe ReaderはAdobe社のWebページからダウンロードできます。

練習問題の使い方
(1)最初の説明のページから問題に入るには再生ボタン(横向きの三角印)をクリックします。
(2)音声は無気音→有気音→スティンガー→問題に順に流れます。
(3)選択肢の前の○をクリックして解答してください。
(4)「次へ」ボタンをクリックすると採点して、次の問題へ行きます。
(5)最後まで行くと点数が出ます。満点を取れば合格と表示されます。
(6)「クイズのレビューボタン」をクリックすると自分の解答を見直せます。不正解の所は正解が表示されます。
(7)PDFを閉じると解答した内容は消えてしまいますので、しばらく時間が経って忘れたらまたやってみてください。

2009年6月22日 (月)

儿化

儿化
接尾辞の“儿”がつくと、“儿”の舌のそりあげをスムーズに行うために発音に大なり小なり変化があります。但し、その変化はpinyinのつづりには反映していません。特に“儿”の直前がi・n・ngの時は要注意です。模範音声付きのPDFで発音の変化をよく聞いてください。またこのPDFも無料のAdobe Readerを使って自分の声を録音してPDFに保存し、模範音声と比べることができます。方法はPDFの1ページめを見て下さい。

2009年5月24日 (日)

そり舌母音er

そり舌母音er
模範音声付き、自分の声を録音できるPDFです。使い方は1ページ目を見て下さい。
今回のテーマはerです。この音を日本語の「アー」と発音してしまう方がいますが、そうではありません。erは舌を立てるのがポイントです。PDFの模範音声をよく聞いてまねてみてください。

2009年5月17日 (日)

“一”の声調変化

“一”の声調変化
模範音声付き、自分の声を録音できるPDFです。
“一”も声調が変化します。おおざっぱにルールを言いますと、まず“一”が一番目という意味で使われているかをチェック、もしそうなら第1声のまま読みます。それ以外の時は“不”の声調変化と同じルールを適用します。後ろに第4声が来たら“一”は第2声で読み、それ以外は“一”は第4声で読みます。
“不”の声調変化と同様に、初級者向けの教材では声調の変化を反映した形でpinyinをふることが多いですが、辞書では一律に第1声でふることが一般的です。しかし、その場合も実際に読むときには上記のルールで声調が変化します。

2009年5月16日 (土)

zi・zu、ci・cu、si・su

zi・zu、ci・cu、si・su

模範音声付き、自分の声を録音できるPDFです。

pinyinは英和辞典に載っている発音記号のように、記号と音声が1対1対応しているわけではありません。1つのアルファベットが実際には複数の音を表していることがあります。pinyinのiで書かれる音は実は3種類あり、そのうちの1つ舌歯音の後ろにつくiは、日本語を母語とする人の耳には「ウ」のように聞こえるけれども、実は違うというのが今回のテーマです。

ju・qu・xuの発音

ju・qu・xuの発音

模範音声付き、録音できるPDFです。

ju・qu・xuのuはつづりはuですが、実際の発音はüです。つまり綴りと実際の発音がずれているわけです。

なぜこんなことになるかと言えば、lとnはuとüの両方と結びつきますから、区別するためにuとüの2つの記号が必要です。しかし、それ以外の子音はどちらか片方としか結びつかないので、どちらか片方の記号があればよいことになります。ということでuの記号を使うことにしました。j・q・xはuと結びつかず、üと結びつくのですが、記号の表記はuなのです。
また、üの前に子音がつかないときはyuと綴ります。ですから、üという表記が出てくるのはlとnの後ろだけということになります。
しかし、これらはあくまで表記上のことであって、実際の発音はyu=ü、ju=jü、qu=qü、xu=xüです。

これは合理的に記号を簡素化できる方法ですが、中国語を外国語として学ぶ学習者にとっては決して親切なやり方とは言えないと思います。ただ、この表記でpinyinは定着し普及していますから、残念ながらこちらが憶えるしかありません。

“不”の声調変化

“不”の声調変化
模範音声付きの録音できるPDFです。
“不”は元来第4声ですが、後ろに第4声が続くと、第2声に声調が変化します。
初級者向けの教材ではこの声調の変化を反映した形でpinyinをふってあることが多いですが、辞書などでは声調の変化を反映させず一律に第4声でふってあるのが一般的です。辞書に一律に第4声で書いてあっても実際に発音するときには声調は変化します。

2009年5月 9日 (土)

声調の組み合わせ(2)

声調の組み合わせ(2)
こちらは『中国語ジャーナル』の誌面に掲載していた練習です。前回の声調の組み合わせ練習はなるべく同じ字を使って発音よりは声調に注意を集中するように作りました。今回のものは最初の1文字を揃えてあるだけです。
各セルをクリックすると模範音声が聞けます。第1声・第2声・第3声・第4声の部分をクリックすると、それぞれ縦に1列、横に1行、連続して音声を再生します。
各セルの下半分は余白になっていますので、そこに自分の声を録音して貼ってみてください。録音の方法はPDFの1ページ目を見て下さい。なお、ポッドキャストで配信登録しているのではなく、直接Webブラウザでご覧になっている方は自分のパソコンのハードディスクに保存してから、録音機能をお試しください。

声調の組み合わせ(1)

声調の組み合わせ(1)
この音声付きPDFは以前補充練習問題として配信していたものを、自分の声が録音できるPDFに改良して再配信しています。使い方はPDFの1ページ目を見て下さい。なお、ポッドキャストで配信登録しているのではなく、直接Webブラウザでご覧になっている方は自分のパソコンのハードディスクに保存してから、録音機能をお試しください。
各セルをクリックすると模範音声が聞けます。第1声・第2声・第3声・第4声の部分をクリックすると、それぞれ縦に1列、横に1行、連続して音声を再生します。
各セルの下半分は余白になっていますので、そこに自分の声を録音して貼ってみてください。

第3声の声調変化

第3声の声調変化
模範音声付き、自分の声が録音できるPDFです。使い方はPDFの1ページ目を見て下さい。
第3声が連続する時には声調の変化が起こります。
第3声+第3声→第2声+第3声
但し、pinyinの表記は第3声のままですので、発音するときに注意しましょう。
実際きちんと低い第3声を出していれば、間に一息おかないかぎり、連続して発音することは難しいです。

2009年4月26日 (日)

鼻音を伴う母音(-nと-ng)

鼻音を伴う母音(-nと-ng)
今回も模範音声がついた録音できるPDFです。今回のPDFは3ページあります。1ページ目はPDFの使い方、2ページ目は鼻音を伴う母音の一覧表です。ここで1つ1つ模範音声を聞いてみましょう。3ページ目は-nと-ngでペアになっているものをペアごとに聞きます。nとngの違いだけでなく、その直前の母音の音色の違いに注意しましょう。2ページ目、3ページ目とも模範音声を聞いた後で、自分の声を録音してみてください。

2009年4月21日 (火)

声母(子音)

声母(子音)
自分の担当する授業でこの教材を使っていますので、授業の進行に合わせて連載時とは違った順番になっています。申しわけありません。
今回も無料のAdobe Readerで録音できる音声付きPDFです。pinyinをクリックすると模範の音声が聞けます。pinyinの下に自分の声を録音して貼ってみましょう。方法はPDFの1ページ目に書いてあります。
今回は各セルのpinyinに模範音声が貼ってあるのに加えて、唇音・舌尖音・舌根音・舌面音・そり舌音・舌歯音というところにも模範音声が貼ってあります。例えば唇音をクリックすると、bo po mo foと一気に読み上げます。

2009年4月11日 (土)

声調

声調

連載時とは順番が異なりますが、声調の音声付きPDFです。

pinyinをクリックすると模範音声が聞けます。初めてクリックしたときにはマルチメディアを再生することに関する警告が出ますが、「再生」をクリックしてください。間違えて「キャンセル」をクリックすると音が出ません。もし間違えた時は一旦PDFを閉じて、もう一度開き直して下さい。

このPDFは無料のAdobe Readerを使って、自分の声を録音してPDFに貼り付けて保存することができます。方法はPDFの1ページめに書いてあります。模範音声と簡単な説明は2ページめです。パソコン環境はそれこそ人によって千差万別ですので、どの方のパソコンでもできると保証はできませんが、模範音声を聞いた後に試してみて下さい。

なお、模範音声はシングルクリックで再生、録音した自分の声を再生する時はダブルクリックで再生ですのでご注意下さい。

第1回母音の練習3

第1回母音の練習3
単母音と複母音の表では第1声だけでしたが、この練習では他の声調の単語も練習してみましょう。
1ページめに書いてありますが、2ぺーじめにあるpinyinをクリックすると模範音声が聞けます。
有料のAcrobat Proを使って、無料のAdobe Readerを使って自分の声を録音できるようにPDFを設定してありますので、1ページめの説明を見て自分の声をPDFに保存して聞いてみてください。

単母音と複母音の表

単母音と複母音の表
今回のPDFはこれまでのものと違う形式です。模範音声付きのPDFなのですが、無料のAdobe Readerを使って自分の声を録音し、PDFに貼り付けることができます。PDFの1ページめにその方法が書いてありますので、挑戦してみてください。

2009年4月 6日 (月)

第1回母音の練習2

第1回母音の練習2
定期的に更新できればよいのですが、勤務の合間にPDFの作成作業をしていますので、間が空いてしまいました。途切れ途切れでもなんとか1年分の練習を音声付きPDFにする予定ですので、気長にお待ちくださいますようお願いします。
ところで、採点機能付きPDFの最後の点数のページに「解答を振り返る」というボタンがあります。このボタンをクリックすると、自分が何番を選んで、正解が何番であったか見ることができます。音声も再生されます。

2009年3月15日 (日)

第1回母音の練習1

第1回母音の練習1
清原文代「ネットでget!ピンイン聞き分けトレーニング」の練習1(『中国語ジャーナル』(アルク 2007年4月号)です。
そろそろバックナンバーの販売が終了しますので、『中国語ジャーナル』編集部と吹き込み者の許可をいただき、誌面に掲載された聞き取り練習問題を採点機能付きPDFにして配信します。
このPDFを使うにはAdobe Reader ver.9以上が必要です。ver.8以下では動きません。Adobe ReaderはAdobe社のWebページから無料でダウンロードできます。
最初の説明画面から練習に入るにはウィンドウ下辺にある再生コントロールバーの再生ボタンか早送りボタンをクリックします。再生コントロールバーにはちょうどCDプレイヤーの再生ボタンと同じような三角形のマークがあります。
4問と問題が少ないので、満点を取らないと合格できません。一旦PDFを閉じてまた開くと何度でも挑戦できますので、満点が出るまでがんばってみてください。

2009年2月26日 (木)

『中国語ジャーナル』誌面の練習問題の配信を開始します。

清原です。ごぶさたしております。
このブログでは『中国語ジャーナル』(アルク)2007年4月号〜2008年3月号に連載された清原文代「ネットでget!ピンイン聞き分けトレーニング」に連動した補充練習問題をポッドキャスト配信してきました。連載終了後も多くの方にこのブログとポッドキャストを利用していただき、うれしく思っています。ありがとうございました。
連載終了からほぼ一年、まもなく『中国語ジャーナル』のバックナンバーの販売が終了する予定です。そこで『中国語ジャーナル』編集部と吹き込み者の許可を得て、誌面に掲載された「ネットでget!ピンイン聞き分けトレーニング」の練習問題を採点機能付きPDFに加工して配信することを計画しています。
ココログの仕様が変更され、アップロードできるファイルの大きさが1MBに制限されたため、このブログを使って配信できるかどうかはまだわかりませんが、なるべくこのブログを使って配信したいと考えています。近日中に配信を開始できるよう鋭意準備中です。

2008年3月 1日 (土)

3月号補充練習問題その3

3月号補充練習問題その3をダウンロード

『中国語ジャーナル』2007年4月号より1年にわたって連載してきました「ネットでget!ピンイン聞き分けトレーニング」もいよいよ2008年3月号で最終回です。このブログでの補充練習問題の配付も今回が最後です。

外国語として中国語を学ぶ私たちはまず拼音を通じてきちんと中国語の発音を憶えることが大切です。拼音をマスターすれば、聞き取りをする時にも役立ちます。聞いてわからない単語があったら拼音でメモして後で辞書を引いて語彙を増やすことができるからです。

『中国語ジャーナル』の誌面の記事とこの補充練習問題、皆様の中国語学習のお役に立ちましたでしょうか?ぜひ御感想をお聞かせ下さい。こちらのメールアドレスまでお願いいたします。

2008年2月23日 (土)

3月号補充練習問題その2

3月号補充練習問題その2をダウンロード

教室で先生にian(yan)は「イアン」と読んではいけないと何度も注意され、「拼音のつづりから想像したらそうしか読めないのに。拼音のつづりが悪い!」と憤慨された方もいるのではないでしょうか。ian(yan)のaは実際には日本語の「エ」に近い音ですから、そう思われるのも無理もないと思います。

しかし、2008年3月号のもう一つのテーマである儿化で紹介した“一点儿yìdiǎnr”の例を『中国語ジャーナル』付属CDで聞いてみて下さい。

“一点yìdiǎn”と儿化していない時のianのaは「エ」ですが、“一点儿yìdiǎnr”と儿化した時のianのaはどうでしょう?

儿化の舌のそり上げをスムーズに行うために、儿化の直前の音には大なり小なり変化があります。儿化の直前の音がnの場合はnの発音は脱落します。n(舌の先を前の歯の裏につける音)を脱落させないと舌のそり上げができないからです。nが脱落するとaはちゃんとつづりの通りの音です。

2008年2月16日 (土)

3月号補充練習問題その1

3月号補充練習問題その1をダウンロード

中日辞典や中国語初級教材の多くには巻末に中国語音節表がついています。一度見てみてください。日本語で言えば五十音図に当たるものですが、日本語に比べて随分多いでしょう?

中国語音節表のほとんどは、縦軸に声母(子音)、横軸に韻母(母音、または母音+鼻音)というレイアウトになっていると思います。声母と韻母の組み合わせで音節ができるわけですが、その組み合わせは全て埋まっているわけではなく、空欄(くっつかない声母と韻母)があるのがすぐにわかると思います。

韻母のうち2008年3月号で取り上げたそり舌母音erは変わり者で、どの声母ともくっつきません。常にそり舌母音だけで音節になります。

2008年2月 9日 (土)

中国語ジャーナル3月号発売

『中国語ジャーナル』3月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマはそり舌母音erと儿化です。

そり舌母音は舌をそり上げるというより舌を立てると言った方がいいかもしれません。そり舌母音の発音のコツについては誌面のQ&Aで簡単な解説を書いています。

儿化のやっかいなところは、舌のそり上げのために儿化の手前の音に変化が生じるのですが、それが拼音のつづりには反映されないことです。特に注意すべきなのは、儿化の手前がi・n・ngであった時です。それぞれどのように音が変わるのかは、ぜひ『中国語ジャーナル』3月号でご確認ください。

2008年1月30日 (水)

2月号補充練習問題その3

2月号補充練習問題その3をダウンロード

2月9日は『中国語ジャーナル』2008年3月号の発売です。3月号のテーマは、そり舌母音のerと“儿化”についてです。“儿”の発音自体が日本語を母語とする人にとってはなかなか難しいのですが、“儿”が接尾辞としてつくと、その前の音が変化するので更にやっかいです。

では『中国語ジャーナル』2008年3月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると3月号の予告が見られます。

2008年1月23日 (水)

2月号補充練習問題その2

2月号補充練習問題その2をダウンロード

これまでの練習問題は似た音の聞き分け問題や声調だけを聞き取るものでした。今回の補充問題は3つとも一から自分で拼音を書くものなので、苦戦する方もおられるのではないかと思います。ただ、この能力を身に付けると、今後大いに役立ちます。会話やリスニングをしていて何かわからない言葉にぶつかったときに、発音を聞いて正しく拼音を書くことができれば、辞書を引いて語彙を増やすことができるからです。

出題は『中国ジャーナル』2008年2月号のテーマであるiou・uei・uenが中心です。子音がついているときといないとき、それぞれ出題してあります。また以前学んだ韻母のうち、日本語を母語とする人が読み間違いやすいものも少し混ぜてあります。がんばって挑戦してみてください。

2008年1月16日 (水)

2月号補充練習問題その1

2月号補充練習問題その1をダウンロード

復習も兼ねて、単母音と複母音の表をもう一度出してみました。この表はある規則に沿って配列されているのにお気づきになりましたか?

中国語の音節は声母と韻母からできていて、音節全体に声調がかかっていることは、『中国語ジャーナル』2007年5月号で説明しました。

韻母の部分をもう少し細かく見ていくと、介音・主母音・尾音に分かれます(この3つのことを韻頭・韻腹・韻尾とも言います)。介音になる母音はi・u・üの3つだけです。

表の1行目は介音がないものです。
a  o  e  ai  ei  ao  ou

表の2行目は単母音のi(yi)及び介音iで始まる複母音です。
i(yi)  ia(ya)  ie(ye)  iao(yao)  iou(you)

表の3行目は単母音のu(wu)及び介音uで始まる複母音です。
u(wu)  ua(wa)  uo(wo)  uai(wai)  uei(wei)

表の4行目は単母音のü(yu)及び介音üで始まる複母音です。
ü(yu)  üe(yue)

2008年1月 9日 (水)

中国語ジャーナル2月号発売

『中国語ジャーナル』2月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマはiou・uei・uenに関するつづりの規則です。

これらは前に子音がつかないときは、
iou→you
uei→wei
uen→wen
とつづるのがルールでしたね? これは『中国語ジャーナル』2007年5月号で説明しました。

実はiou・uei・uenの前に子音がついたときにもつづりの規則があるのです。詳しくはどうぞ『中国語ジャーナル』2008年2月号の誌面でご覧下さい。

2007年12月29日 (土)

1月号補充練習問題その3

1月号補充練習問題その3をダウンロード

1月9日は『中国語ジャーナル』2008年2月号の発売です。2月号のテーマは、iou、uei、uenに関するつづりの規則です。それぞれ子音と結びつかず、母音だけで音節になるときには、you、wei、wenとつづるというお話は5月号でしました。実はこの3つは子音と結びつくときにもつづりの規則があるのです。

では『中国語ジャーナル』2008年2月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると2月号の予告が見られます。

2007年12月22日 (土)

1月号補充練習問題その2

1月号補充練習問題その2をダウンロード

nとngの聞き分けの問題が続いてめげている方もいらっしゃると思います。勝負は最後のnとngだけで決まるのではありません。その手前の母音の音色も後ろがnかngかによって異なっています。母音の音色の違いにも注意するとよいでしょう。

また発音する際にも単にnとngの違いを言い分けただけでは、中国語を母語とする人でも聞き間違えることがあるそうです。中国語話者にとっても鼻音の前の母音の音色の違いが大切ということですね。

日本語話者の場合、nとngをしっかり区別して発音するには、nの発音の方を意識するとうまくいくことが多いようです。nでは舌の先を上の前歯の裏にしっかりつけるように気をつけましょう。例えば、ian(yan)を「イアン」と発音してしまう人がいますが、nでしっかり舌の先を上の前歯の裏につけようとすると、その手前のaの口の開きは自然に狭くなって「ア」にはならないと思います。

2007年12月15日 (土)

1月号補充練習問題その1

1月号補充練習問題その1をダウンロード

『中国語ジャーナル』1月号の誌面に載っている鼻音を伴う母音の表と、今回の補充問題の表が異なっているのにお気づきになったと思います。誌面の方は拼音のつづりを優先した表でしたが、補充練習問題は音韻体系を考慮した表になっているからです。実は鼻音を伴う母音には整然とした体系があります。

an ang en engの前にiがつくと、
ian iang ien ieng
となります。
ienとiengというつづりは拼音の中にはありませんが、実はien=in、ieng=ingなのです。inの方はienのeはほとんど聞こえませんが、ingの方はゆっくり発音してもらうと、iengのeがちゃんと聞こえます。

an ang en engの前にuがつくと、
uan uang uen ueng
となります。但し、uenとuengは前に子音がつくかどうかで少し音が変わってきます。拼音はそれを反映して、
uenは子音+unと子音がつかないwen
uengは子音+ongと子音がつかないweng
というつづりになっています。

an ang en engの前にüがつくと、
üan üen üeng
となります。üenとüengというつづりは拼音の中にはありませんが、実はüen=ün、üeng=iongなのです。
üangという音はありません。üanだけがnとngでペアになる相手がいないということになります。

2007年12月 8日 (土)

中国語ジャーナル1月号発売!

『中国語ジャーナル』1月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは鼻音を伴う母音です。

中国語を母語とする人はanとangを別物として聞き分けますが、日本語を母語とする人にとっては両方とも「アン」に聞こえます。日本語話者の耳はnとngを別の音として聞き分けるようにはなっていないのです。かと言って日本語の「ン」は一様の音かというとそうではありません。私は大阪人ですので大阪の地名で例を出してみましょう。

天王寺(てんのうじ)
関空(かんくう)#関西国際空港の略称
難波(なんば)

それぞれ「ん」のところで舌や唇がどうなっているか意識してみてください。
「てんのうじ」の「ん」の時に舌の先が上の前歯の裏についていませんか? ついてますね。
「かんくう」の「ん」の時には舌の先は上の前歯の裏についていませんね?
「なんば」の「ん」の時は上唇と下唇がくっついていませんか?

実際には音の出し方は違うのですが、普段日本語話者はそれを意識しません。nはどうやって出すのか、ngはどうやってだすのか、日本語の音を使った練習方法を『中国語ジャーナル』の誌面で紹介しています。もちろん聞き分け練習も載っています。

2007年11月30日 (金)

12月号補充練習問題その3

12月号補充練習問題その3をダウンロード

12月9日は『中国語ジャーナル』2008年1月号の発売です。1月号のテーマはan、angなど鼻音を伴う母音です。日本語話者の耳には「どちらも“アン”に聞こえる!」と悲鳴が上がる組み合わせですね。めげずに一緒にがんばりましょう!

では『中国語ジャーナル』2008年1月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると1月号の予告が見られます。

2007年11月23日 (金)

12月号補充練習問題その2

12月号補充練習問題その2をダウンロード

“一”の声調変化について『中国語ジャーナル』12月号の誌面では書かなかったQ&Aが1つありますので、ここで書いておきます。

Q:誌面の練習は、数詞の“一”+量詞+名詞ばかりでしたが、“一定”(必ず、きっと)のような単語や、“一见钟情”(一目惚れ)のような成語に入っている“一”の声調はどうなりますか?

A:基本的には後ろに来る声調によって声調を変化させ、“一”は第4声あるいは第2声になります。

[“一”は第4声]
    +第1声
    +第2声
    +第3声
[“一”は第2声]
    +第4声

例えば、“一定”は“一”の後ろに来ているのが第4声ですからyídìngとなりますし、同様に“一见钟情”はyí jiàn zhōng qíngとなります。

ただし、明らかに“一”が序数(順番を数える数)、つまり一番めという意味である場合は声調を変化させず、“一”は第1声のままです。

(例)一流作品 yīliú zuòpǐn(一流の作品)
(例)一不怕苦,二不怕死 yī bú pà kǔ, èr bú pà sǐ(一に苦しみを恐れず、二に死を恐れず=自分を犠牲にすることを恐れない)

2007年11月16日 (金)

12月号補充練習問題その1

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『中国語ジャーナル』12月号の誌面の練習は“不”+1音節の単語でしたが、補充練習には“不”+2音節の単語が入っています。この場合ももちろん“不”の直後の音節の声調によって“不”の声調を変化させるかどうかが決まります。

(例)不解释bù jiěshì(解釈しない、釈明しない)
“不”の直後の音節の“解”は第3声ですから、“不”は第4声のままで、声調は変化しません。

(例)不要紧bú yàojǐn(たいしたことない)
“不”の直後の音節の“要”は第4声ですから、“不”は第2声に声調が変化します。なお、第2声に変化した“不”、しっかり中→高に上昇させてくださいね。

それから、補充練習問題に出てきた“甜”(甘い)と“咸”(塩辛い)の発音、なんだか拼音のつづりとずれているような気がするけれど……と感じた方もいると思いますが、それについては次号1月号で解説する予定です。

2007年11月 9日 (金)

中国語ジャーナル12月号発売

『中国語ジャーナル』12月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは“不”と“一”の声調変化です。

“不”は元来第4声ですが、後ろに第4声が来たときには第2声に声調が変化します。

“一”は元来第1声です。第1声のまま読むときと、声調が変化して第4声で読むときと第2声で読むときがあります。つまり“一”には3つの声調があることになります。その声調変化のルールについて詳しくはどうぞ『中国語ジャーナル』誌面でご覧ください。

2007年10月30日 (火)

11月号補充練習問題その3

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11月9日は『中国語ジャーナル』2007年12月号の発売です。12月号のテーマは“不”と“一”の声調変化です。この2つについては、初級レベルの中国語教科書では声調の変化を反映した形で拼音が表記されるのが一般的ですが、拼音は自転車に乗る練習をする時につける「コマ」のようなもの、いつかは拼音なしの教材になります。この機会に“不”と“一”の声調変化のルールを覚えてしまいましょう。

では『中国語ジャーナル』2007年12月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると12月号の予告が見られます。

 

2007年10月23日 (火)

11月号補充練習問題その2

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2音節の声調の組み合わせで注意すべきものをいくつか挙げておきます。

[第2声+第1声]:前回第2声が上がりきらないことが多いことを書きましたが、それが顕著に表れる組み合わせです。第2声が上がりきらないため第3声+第1声のようになってしまう人がいます。第2声をしっかり高いところまで引き上げましょう。
[第2声+第2声]:2音節めの第2声が上がりきらないことがありますので注意しましょう。上がりきらないと第2声+第3声のように聞こえてしまいます。
[第3声+第2声]:1音節めの第3声は低く抑えるだけです(低→低)。次の第2声で上昇していきます。1音節めの第3声を単独で発音する時のように低→低→中と発音しようとするとうまくいきません。
[第4声+第4声]:イメージとしては階段を降りていくような感じです。2音節めの始まりは1音節めの始まりより少しだけ低くなりますが、高低差を出して一気に一番低いところまで下げることには変わりありません。

 

2007年10月16日 (火)

11月号補充練習問題その1

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声調について日本語話者向けの発音のポイントを紹介します。

[第1声]:高→高ですが、最後まで高さを保てなくなる人がいます。まず普段使っている声より高い声を使いましょう。そして最後まで力を抜かないようにします。
[第2声]:中→高の上がり調子ですが、日本語話者は往々にして高いところまで十分上がりきらないようです。しっかり高いところまで引き上げましょう。
[第3声]:単独で発音すると低→低→中になりますが、後ろに第1声・第2声・第4声が続くと後半の上がっていく部分はなくなります。このブログでも何回か書いていますが、低→低が第3声の本質です。上がっていく部分を意識すると日本語話者の場合、第2声と区別がつかなくなってしまうことが多いです。
[第4声]:高→低の下がり調子です。高いところから低いところへすばやく一気に下げてください。

2007年10月 9日 (火)

中国語ジャーナル11月号発売

『中国語ジャーナル』11月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは声調の組み合わせです。1音節(漢字1文字)ならちゃんと声調を聞き取れて発音もできるのに、音節の数が増えるとうまくいかなくなる方がいますが、今回は2音節の声調の組み合わせを練習します。

2音節の声調の組み合わせは、1音節め(第1声・第2声・第3声・第4声)×2音節め(第1声・第2声・第3声・第4声・軽声)=20になりますが、実質的には19です。それはなぜか、皆さんもうおわかりですね? 第3声+第3声→第2声+第3声で発音するからです。

2007年9月29日 (土)

10月号補充練習問題その3

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10月9日は『中国語ジャーナル』2007年11月号の発売です。11月号のテーマは声調の組み合わせです。6月号では1音節(=漢字1文字分)の声調の聞き取りを練習しましたが、11月号では2音節の声調の組み合わせの練習と聞き取りをします。声調は中国語の大きな特徴であり、中国語の音の美しさの源泉、ぜひマスターしてくださいね。

では『中国語ジャーナル』2007年11月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると11月号の予告が見られます。

2007年9月22日 (土)

10月号補充練習問題その2

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拼音(ピンイン)の表記という面からまとめてみると、拼音で第3声が振られているときは、実際には3つのパターンがあることになります。

第3声の後ろに何も続かない時→声調符号の形に近く発音されます。後半の上昇する部分があります。

第3声+第1声・第3声+第2声・第3声+第4声→第3声の後半の上昇する部分がなく、低く抑えるだけです。

第3声+第3声→第2声+第3声に声調が変化。

第3声+第3声は表記と実際の発音がずれていますから、要注意ということになります。

2007年9月15日 (土)

10月号補充練習問題その1

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拼音(ピンイン)の表記通りに第3声+第3声で発音しようとすると、非常に発音しにくくて実際にはうまく言えないと思います。もし言えるとすれば、それは第3声が正しく発音できていないのかもしれません。

第3声の特徴は低い音を出すことです。第3声の声調符号の形を見ると、まるで下がって上がるのが第3声のように思えますが、あの声調符号に近い形で発音されるのは後ろに何も続かないときです。実際の会話では後ろに何か続いていることが普通ですから、後ろに第1声、第2声、第4声が続いたときの第3声は、後半の上昇していく部分がありません。つまり低い部分が第3声を第3声と認識する特徴なのです。

日本語話者の場合は後半の上昇する部分を意識すると第2声と区別がつかなくなってしまいがちですので、頭の中のイメージとしては第3声はひたすら低いところでがんばる!と憶えておいた方がいいと思います。そして第3声が連続した時には声調の変化があるということをお忘れなく!

2007年9月 8日 (土)

中国語ジャーナル10月号発売&リズムで学ぶ三文字中国語

『中国語ジャーナル』10月号の「ネットでGet! ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは第3声が連続した時の声調の変化です。例えば“你好!”の拼音表記は“Nǐ hǎo!”ですが、実際の発音は“Ní hǎo!”です。なぜ実際の声調の変化に合わせて表記を変えないのか、第3声が3つ以上続いたらどうなるのかについては、どうぞ10月号の連載記事のQ&Aコーナーをご覧ください。

ところで、この場を借りて少し宣伝をさせてください。このたび中国語入門〜初級レベルのCD-ROM付き教材を出版しました。

清原文代著『リズムで学ぶ三文字中国語』(アルク、1,800円+消費税)

この教材は基本フレーズはわずか3文字、それをラップのリズムに乗せて楽しく憶えようというものです。ラップに合わせて簡体字や拼音の踊るアニメもついています。アニメのサンプルはこちらで見られます。また普通に朗読したMP3ファイルもついています。この教材が皆様の中国語学習のお役に立てればとてもうれしく思います。どうぞよろしくお願いします。

2007年8月30日 (木)

9月号補充練習問題その3

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舌面音・そり舌音・舌歯音の区別、特に舌面音とそり舌音の区別はできるようになりましたでしょうか? そり舌音、ちゃんと舌を立てて発音できるようになりましたでしょうか? そり舌音は難しいのですぐにはできないかもしれませんが、そり舌音ができるようになると、きっと中国の南方出身の人に「“普通话”がうまいですね」とほめてもらえますよ。あきらめずにがんばりましょう!

9月8日は『中国語ジャーナル』2007年10月号の発売日です。10月号のテーマは第3声が連続したときの声調の変化についてです。

では『中国語ジャーナル』2007年10月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると10月号の予告が見られます。

2007年8月23日 (木)

9月号補充練習問題その2

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引き続き舌面音・そり舌音・舌歯音の聞き分けですが、今回の練習には先月号で学んだ知識も必要です。j・q・xのつづりに関するルールを憶えてますか? j・q・xの後のuの正体はüでしたよね。

なお、今回の練習問題は関西大学の山崎直樹先生からアイデアを頂戴しました。ここに記して感謝申し上げます。

2007年8月16日 (木)

9月号補充練習問題その1

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舌面音・そり舌音・舌歯音の聞き分けでは、特に舌面音とそり舌音の聞き分けが難しいですね。そり舌音は舌が立っている分、音が少しくぐもって聞こえると思います。

そり舌音に頭を悩ませている方、そり舌音に苦労するのは何も私たち日本語を母語とする人だけではありません。私たちが学んでいる中国語は“普通话”と呼ばれる共通語で、発音は北京方言を基礎にしています。中国語の数ある方言のうち北京方言のようにそり舌音を持つ方言は実は少数派です。したがって多くの中国の方言を話す人が“普通话”を話すときには私たちと同じようにそり舌音で苦労しているのです。ちなみに中国の方言話者がうまくそり舌音が出せないときは、だいたい舌歯音で代替しているようです。

2007年8月 9日 (木)

中国語ジャーナル9月号発売

『中国語ジャーナル』9月号の「ネットでGet! ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは舌面音(j・q・x)・そり舌音(zh・ch・sh・r)・舌歯音(z・c・s)です。この3つの子音は、日本語を母語とする人にとって聞き分けも発音し分けも難しい子音です。

発音の面ではそり舌音が特に難関です。『中国語ジャーナル』の誌面のQ&Aコーナーでは、そり舌音を発音するためのちょっとしたコツも紹介していますので、参考にしていただければと思います。また舌歯音は発音自体はさほど難しくないと思いますが、拼音のつづりから英語や日本語のローマ字の影響を受けてしまって発音し間違えやすい音です。『中国語ジャーナル』付属CDをよく聞いてつづりと音の関係を確認してくださいね。

2007年7月30日 (月)

8月号補充練習問題その3

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j・q・xの後ろのuの正体は実はüであること、皆さん憶えていただけましたか? 今回の練習問題は音声を聞いて発音するものばかりでしたが、ju・qu・xuの読み間違いとはもうさようならできましたでしょうか?

来週は『中国語ジャーナル』2007年9月号の発売です。9月号のテーマは舌面音(j・q・x)そり舌音(zh・ch・sh・r)舌歯音(z・c・s)です。そり舌音は中国語の子音の中でも特に発音が難しいものです。更に日本語話者にとっては舌面音とそり舌音の聞き分けもたいへんです。『中国語ジャーナル』誌面の練習問題とこのブログで配っている補充練習問題、ぜひ両方挑戦してこの中国語の子音の一大難関を突破してください。

では『中国語ジャーナル』2007年9月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると9月号の予告が見られます。

2007年7月23日 (月)

8月号補充練習問題その2

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『中国語ジャーナル』誌面の解説を見ていただくと、このj・q・xの後ろのuに関するつづりの規則には合理的な理由があることがおわかりになると思います。しかし、私も思わず誌面でぼやいてますが、このつづりの規則、中国語を外国語として学ぶ人にとってはなかなかやっかいで、間違いを誘発してしまいがちです。さらにqについては英語の発音からの連想で子音自体を間違えてしまう場合があります。例えば、みなさん、(行く)の発音、だいじょうぶですか?「クー」と読んだり「チュー」と読んだりしてませんか?違いますよ!

2007年7月16日 (月)

8月号補充練習問題その1

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『中国語ジャーナル』の誌面の練習では、
ji--ju
qi--qu
xi--xu
といった母音が異なる舌面音同士の聞き分けでしたが、今回の補充練習問題ではそれに加えて、
舌面音のj--そり舌音のzh
舌面音のq--そり舌音のch
舌面音のx--そり舌音のsh
という子音の異なる聞き分けの練習も入れています。特に練習3はかなり難しいと思います。今回練習3の聞き分けがうまくいかなかった方、どうぞめげないでください。舌面音とそり舌音については9月号で改めてじっくりと取り上げる予定です。まずは練習1を聞き分けられるようにがんばってみてください。

2007年7月 9日 (月)

中国語ジャーナル8月号発売

『中国語ジャーナル』8月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマはj・q・xに関するつづりの規則で、j・q・xの後ろのuは実はuではなくüであるというお話です。この規則を理解していないと、間違い、とりわけ読み間違いの元ですので、気をつけてくださいね。

日本語話者にとってこのつづりの規則は一見不合理に見えるのですが、実は合理的な理由があるということについては、どうぞ『中国語ジャーナル』の誌面でご覧下さい。

2007年6月29日 (金)

7月号補充練習問題その3

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無気音と有気音の区別、マスターできましたでしょうか? もしそうなら皆さんの中国語学習の伴走者である私もとてもうれしいです。

来週は『中国語ジャーナル』2007年8月号の発売です。8月号のテーマはj・q・xに関するつづりの規則です。先生について中国語を勉強している方は教室でju・qu・xuの発音を直されたことが一度や二度あるのではないかと思います。また自学自習の方はju・qu・xuのuの発音がどうも他の子音についているuの発音と違うようで釈然としない思いをお持ちではないでしょうか。「どうして?」と思っていた方、8月号の解説でその謎が解けて頭がすっきり、そして誌面の練習+このブログで配信している補充練習問題で聞き分けも発音もバッチリ!となりますように。

では『中国語ジャーナル』2007年8月号の予告はこちらへ。「次号予告」をクリックすると8月号の予告が見られます。

2007年6月22日 (金)

7月号補充練習問題その2

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無気音と有気音の区別、たいへんですね。なんでこんな区別があるんだと嘆き節の方もおられるでしょう。ただ逆もまた真なりで、中国語を母語とする人(特に中国の北方出身の人)が日本語を学ぶときは、日本語の清音と濁音の区別に苦しむことになります。お互い自分の母語では区別しない音の違いを習得するのに一定の時間と練習が必要なのです。めげずにがんばりましょう。とにかくやめてしまわないことが大切です。

2007年6月15日 (金)

7月号補充練習問題その1

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練習して聞き分けはどうにかなったが、発音し分けることがどうも難しい、特に有気音の方が難しいという感じられる方もおられると思います。有気音の特徴は息による長めの摩擦が入ることです(子音で口が開く→息の摩擦→母音)。息の摩擦がうまくできない場合は、もしかしたら息を溜める動作がうまくいっていないのかもしれません。息で摩擦をする段になって息をくみ出すのではなくて、その前に息を溜めている段階があるのです。私の母語は中国語ではなく日本語ですので参考になるかどうかわかりませんが、私の感覚では溜めた息を先に抜いてやってその後で母音が追いかけてくるのが有気音です。

2007年6月 8日 (金)

中国語ジャーナル7月号発売

『中国語ジャーナル』7月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは無気音と有気音です。
無気音と有気音の区別ができないと、中国語では困ったことになってしまいます。例えば、

(1)(お父さん)と(怖がる)
(2)(大きい)と(踏む)
(3)(古い)と(にがい、苦しい)
(4)(ニワトリ)と(7)
(5)zhū(ブタ)とchū(出る)
(6)(有料で借りる、貸す)と(太い、粗い)

(1)〜(6)のペアの単語の発音の違いは、左が無気音で右が有気音であることです。無気音と有気音の違いは、有気音の方には息による長めの摩擦が入ることですが、日本語を母語とする人にとっては普段は聞き分ける必要のない音の違いなので、習い始めの頃は聞き分けることも発音しわけることもたいへんです。

外国語の学習は新しいスポーツを始めることと似ています。最初は身体の使い方がわからなくてへっぴり腰だったフォームも練習を重ねるうちにそれなりに様になってきますよね?

2007年5月30日 (水)

6月号補充練習問題その3

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声調の聞き分け練習、いかがでしたか? もうだいじょうぶですか? 聞き分けができるようになったら、次は発音です。『中国語ジャーナル』の付属CDやこのブログで配布しているPDF練習問題の音声を聞いてまねしてみてくださいね。

来週の土曜(6/9)は『中国語ジャーナル』2007年7月号の発売日です。7月号のテーマは無気音と有気音です。日本語を母語とする人が中国語の子音を学ぶときに苦労するところです。まず聞き分けがたいへんです。「同じに聞こえる!」と悲鳴をあげた方もいるのではないでしょうか。それもそのはずで、日本語では区別をする必要のない音の違いなのです。ある言語を母語としているということは、その言語の聞き分けの必要な音の違いには敏感ですが、そうでなければ聞き分けることはしません。日本語を母語としているということは「日本語用の耳」を持っているということなのです。練習して「中国語用の耳」を作っていきましょう。

では『中国語ジャーナル』についてはこちらへ。「次号予告」をクリックすると7月号の予告が見れます。

2007年5月23日 (水)

6月号補充練習問題その2

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練習問題に使っている2音節単語は1音節めと2音節めの声調が異なっていますが、中国語は必ず1音節めと2音節めの声調が異なっているわけではありません。同じ声調が続くことももちろんあります。例えば、
 第1声+第1声:出发 chūfā (出発する)
 第2声+第2声:学习 xuéxí (勉強する)
 第4声+第4声:爱好 àihào (趣味)
などなど。
「あれっ?第3声+第3声はないの?」と思われた方、第3声が連続する時には声調の変化があります。それについてはまた『中国語ジャーナル』で改めて取り上げますので、今しばらくお待ち下さい。

2007年5月16日 (水)

6月号補充練習問題その1

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中国語の声調は日本語のアクセントと似ているのかな?と思われた方もいるのではないかと思います。

中国語の声調は声の高低で意味を区別する仕組みですが、1音節(漢字1文字分)に声の高低がつきます。
  (雨)
   (魚)

日本語のアクセントも声の高低で意味を区別する仕組みですが、2拍以上(仮名2文字分以上)になって初めてわかります。
 雨 アメ  ̄_
 飴 アメ _ ̄

また、声の高低差についても中国語の方が広いです。日本語を母語とする人が中国語を話すときには、第1声を意識して普段の声より高いところで出すと、中国語の高低差をうまく出せます。

2007年5月 9日 (水)

CJ6月号発売 テーマは声調

『中国語ジャーナル』6月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは声調です。声調は中国語音声の一大特徴です。同じ子音と母音の組み合わせでも、声調が違えば違う言葉として認識されます。

こんな笑い話を読んだことがあります。
中国語を学ぶ外国人のクラスでのできごとです。ある男性の学生が手を挙げてこう言いました。
 我想问问你。
 Wǒ xiǎng wènwen nǐ.
 (ちょっとあなたに質問したいのですが)
そのクラスを担当していたのは中国人の女性の先生だったのですが、学生の言葉を聞いて赤面してしまいました。なぜならその学生が声調を一カ所まちがえたために、先生にはこう聞こえたのです。
 我想吻吻你。
 Wǒ xiǎng wěnwen nǐ.
 (ちょっとあなたにキスしたいのですが)
声調違いで大違い!なのです。

2007年4月30日 (月)

5月号補充練習問題その3

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かなりしつこくi・u・üで始まる音節のつづりについて練習しましたので、みなさんもうばっちり憶えていただけましたよね?

来週(5/9)には『中国語ジャーナル』2007年6月号が発売になります。中国語を初めて聞いた時、なんだか歌を歌っているみたいに声の上がり下がりがあるなあと感じられた方もおられるのではないでしょうか? 6月号の「ネットでget! ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは、中国語の音声の一大特徴である声調です。

ちなみに音痴でも中国語の声調はマスターできます。私も歌は苦手ですが、こうして中国語教員なんていう職業をしております。

『中国語ジャーナル』についてはこちらから。「次号予告」をクリックすると6月号の予告が見れます。

2007年4月23日 (月)

5月号補充練習問題その2

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今回のプリントには2種類の練習を含んでいます。1つは前回に引き続き、i・u・üで始まる音節のつづりをマスターするための練習、そしてもう1つはi・u・üで始まる音節とそれらの前に子音がついた音節を対照する発音練習です。子音のついた時とつかない時のつづりをよく見比べてみてください。もちろん音声もつけてあります。

今回の練習に限らず、練習のための練習にしたくありませんので、練習に使う単語はなるべく憶えて損がないような基本的なものを選んでいます。また、すでに気づいている方もいらっしゃるかと思いますが、有気音やそり舌音など日本語を母語とする人が苦手な子音を含む単語や、他のつづりの規則がある音を含む単語を意図的に避けています。これは練習のポイントを絞り込むためです。これらは今後連載のテーマとして登場する予定ですので、その時にたっぷり練習する予定です。

2007年4月16日 (月)

5月号補充練習問題その1

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今回の練習の意図はi・u・üで始まる音節のつづりかえの前の形と後の形をきちんと理解することです。みなさん最初はつづりかえをする「前」の形で習ったと思います。その時は正しく発音できていても、つづりかえの「後」の形で書かれたものを見ると、それがつづりかえだと気づかずに、つい我流で英語読みや日本語のローマ字読みをして間違ってしまうことがあります。気をつけてくださいね。配信されるプリントには音声もつけてありますので、音声とつづりの関係をしっかりマスターしてください。

2007年4月 9日 (月)

中国語ジャーナル5月号発売

『中国語ジャーナル』5月号の「ネットでGet!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマは拼音(ピンイン)のつづりです。英和辞典に載っている発音記号と違って拼音にはいくつかつづりの書き換えのルールがあります。そのうちの一つであるi・u・üで始まる音節のつづりについて説明しています。

ところで、中国語の音を表す文字は拼音だけではありません。台湾では注音字母と呼ばれる文字を使っています。例えば5月号の誌面で例に挙げたàiは注音ではㄞˋāyíㄚˉㄧˊとつづります。

注音字母は中国語の音のしくみをよく反映したシステムなのですが、まるっきり新しい文字を憶える手間が必要です。その点拼音はアルファベットを使っているため親しみやすいのですが、アルファベットであるが故に英語や日本語のローマ字の干渉を受けることになります。それぞれ一長一短があります。

2007年3月30日 (金)

4月号補充練習問題その3

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今回は発音練習のみですが、前回より少しだけ長めの文を使っています。

『中国語ジャーナル』2007年5月号は4/9(月)の発売です。5月号の「ネットでget!ピンイン聞き分けトレーニング」のテーマはi・u・üで始まる音節のつづりについてです。拼音にはいくつかつづりの規則があるのですが、i・u・üで始まる音節はつづりの書き換えをします。そんなに複雑な規則ではないのですが、この規則を理解していないと、思わぬ読み間違いや聞き間違いをしてしまうことがありますので、これを機会に一度整理して憶えてしまいましょう。
『中国語ジャーナル』のページはこちら

2007年3月23日 (金)

4月号補充練習問題その2

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今回は実際の単語やフレーズを使った聞き分けに加えて、発音練習も入れてみました。子音を含む単語も使っていますが、4月号のテーマは母音のトレーニングですので、なるべく日本語話者が発音しやすい子音を持つ単語やフレーズを選んでいます。

ところで、練習の中に“爷爷yéye”(父方の祖父)“奶奶nǎinai”(父方の祖母)という単語を使っていますが、中国語では親族呼称は父方と母方をきちんと区別します。母方の祖父は“姥爷lǎoye”、母方の祖母は“姥姥lǎolao”と言います。

2007年3月16日 (金)

4月号補充練習問題その1

補充練習問題その1をダウンロード

『中国語ジャーナル』4月号の練習問題は如何でしたか? 連載第1回ということで、はりきりすぎてちょっと作りすぎてしまったような気がするのですが……今回は練習問題のプリントといっしょに誌面の解答プリントも配布しますので、答えを確かめてみてください。

『中国語ジャーナル』の誌面の聞き分け練習問題は拼音で書かれたものばかりでしたが、「拼音だけじゃあおもしろくないな」と思った方もおられるのではないでしょうか。今回の練習問題には実際の単語やフレーズを使ったものが入っています。

配信されるプリントの聞き分け練習問題には正解表示ボタンが付いていて、クリックすればどれが正解かわかります。プリントをいったん閉じてまた開くと正解表示は消えますので、ちょっと時間をおいて忘れた頃にもう1回試してみるのもいいかもしれませんね。

2007年3月 9日 (金)

はじめまして

皆さん、こんにちは! 清原文代です。このブログはアルクの『中国語ジャーナル』に2007年4月号から連載を開始した「ネットでget!ピンイン聞き分けトレーニング」に連動しています。中国語を習い始めたらまずお世話になるのが拼音(ピンイン)です。ピンインはアルファベットで書かれていますが、英語や日本語のローマ字とは異なるシステムです。連載では日本語を母語する人が間違いやすい点を重点的に練習していく予定です。さらに来週からは、このブログを通じて補充の音声付き練習問題(音声付きPDF)を無料で配信します! 一旦登録すれば自動的に継続配信されますので、ぜひ実力アップのためにご活用くださればと思います。登録方法など詳しくはこのブログの使い方をご覧ください。

直接このブログにいらっしゃった方、ここの練習問題だけでなく、『中国語ジャーナル』の連載も読んでいただけるとたいへんうれしいです。『中国語ジャーナル』についてくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。

さて、私はテレビでタレントが中国ロケをしている時にある中国語を発音しているのを聞くと、大概の場合テレビの前で「それ発音が違う!」と突っ込みを入れたくなります。さてその中国語とは何でしょう? 詳しくは『中国語ジャーナル』2007年4月号で!

2007年3月 6日 (火)

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